フォード生産方式(第1章. アメリカ経営学の源流)

フォード生産方式(第1章. アメリカ経営学の源流)

フォード生産方式

フォードは、テイラーと同時期に、フォード生産方式とよばれる自動車の大量生産体制を構築しました。
これにより、フォードは、一般大衆に受ける普遍的な車として、「T型フォード」の生産・販売に成功しました。

フォード生産方式の長所

標準化

単一製品の原則、工場の専門化、部品の互換性、製品の正確性、単一目機械、作業の単純化を目的としている。
・商品を分解して部品を最良条件で標準化・・・一度に大量の部品が作れ、部品のコスト削減
・生産工程を分解して作業を最良条件で標準化・・・生産業務に精通していない非熟練工もすぐに働くことが可能

移動式組立法

一般的にベルトコンベヤーで代表される部品の組み立て方式である。
ベルトコンベヤーの時間的強制力は、流れ作業システム全体の総合的な調整が可能になるため、
結果として、
・作業能率を飛躍的に向上 ⇒ 標準化によりムダが排除され製造コストが削減
・一定作業時間内に一定の生産量の達成 ⇒ 生産計画の作成が可能となり、販売計画や在庫管理が可能

フォード生産方式の短所

・作業工程が標準化 ⇒ 単純作業 ⇒ 労働者にやる気の低下 ⇒ 生産性の低下
・単一製品 ⇒ 消費者の飽き ⇒ 消費者ニーズへの対応の欠如

経営上のポイント

フォードは、部品や生産工程を徹底的に効率化することにより、生産性の向上に大きく貢献しました。
しかし、効率性を追求するあまり作業が単純となり、従業の仕事に対するモチベーションが低下し、かえって生産性が低下する結果となってしまいました。
また生産効率を追求するあまり単純製品ばかりを市場に導入したため、消費者離れが加速する事態となりました。

リーダーは、消費者のニーズを刺激しながらも、従業員のモチベーションにも配慮した経営が求められることになります。

スライド4

次回は、「ファヨールの管理論」です。


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投稿日 : 2014.10.06 月曜日