組織文化論①(第3章. 会社の組織文化とは)

組織文化論①(第3章. 会社の組織文化とは)

組織文化とは?

組織文化とは、組織に所属するメンバーによって共有された共通認識、集団規範、価値観のことを言います。
すなわち、会社に従事している役員から従業員が持っている共通のルールのことであり、規則として文書化されているものだけでなく、文書化されていない暗黙のルールも含まれます。
この組織文化は、それぞれの会社に固有のものであり、会社で働く従業員の考え方や働き方に大きな影響を与えることから、組織文化は、結果として生産性やサービスの向上に大きな影響を及ぼすことになります。
それでは、組織文化に影響を及ぼす要因を探りたいと思います。

組織文化に影響を及ぼす外的要因

・国や地域
・時代や文化
・法律や社会制度
・習慣や風土
これら組織を取り巻く外的要因は組織文化に影響を及ぼしますが、これらの外的要因は会社が直接コントロールすることが不可能であるため、実は経営学上はあまり考慮されていません。

組織文化に影響を及ぼす内的要因

経営理念・ビジョン

経営理念とは、企業の使命や価値観を表現したものであり、ビジョンとは、ある時点までに到達すべき目標のことをいいます。
リーダーは、顧客創造および従業員のやる気を向上させるためにも経営理念・ビジョンを組織内外に明確に発信するこが求められます。
あるコーヒーショップの理念は、「成長しながらも主義を妥協せずに、最高品質のコーヒーを提供すること」と聞いたことがあります。
優れた経営理念は、働く従業員のやる気に大きな影響を与えるだけでなく所属するメンバーの共通認識となり、そしてその職場で働きたいとう感情に繋がるのです。

創立者・経営者の行動

創立者や経営者の日常の行動が、経営理念やビジョンを裏付け、その会社の共通の認識になります。
つまり、リーダーの行動や言動が、組織全体の価値観や考え方となって浸透することになります。
リーダーが変われば組織も変わりますが、これはリーダーの行動や言動が会社組織に大きな影響を与えているためです。

経営上のポイント

日本を代表するソニーは、創業間もないころ盛田氏が従業員の皆さんの前で「世界のソニーにしよう」と言ったと聞いたことがあります。
そして従業員の皆さんは、その盛田氏のメッセージを将来の目標として日々の業務に励んだとのことです。
このようにリーダーのビジョンや行動が、従業員皆さんの意識を変え、会社の価値観として組織に深く浸透することに、結果として品質やサービスの向上に繋がるケースがあります。
環境が不安定な今日において、経営理念やビジョンを再定義することが有益かもしれません。

スライド19

次回は、「組織文化論②」です。


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投稿日 : 2015.02.02 月曜日